Wood turning(ロクロ)の部屋

いよいよ木工旋盤Wood turningを独学で始める事にしました。
木工旋盤(Lathe)を何にするか、2ヶ月間悩んだ末、NOVA3000DVRを購入する事に決めました。
TeknatoolのホームページのWhere to buyによると、日本にその代理店{(有)池田が有り、早速送っていただきました。85,6Kgの重量の機械をアメリカから個人輸入する手間が省け助かりました。

Woodturningに関し経験の無い私がこの2ヶ月頭を悩ました事を書き留めたいと思います。また経験を積んでいけば容易に解決できる事なのでしょう。

1.どの程度のLatheを購入すべきか。・・・・これには目的がはっきりしなくては決めかねる事と思います。私の場合は家具のパーツとしての丸物を自分で作成したいと言うのが一番の目的でした。しかし同じやるからには後になって後悔しない程度の機種にすべきかなと思いましたメーカーには多種な木工機械製作の一分野としてLatheを製作販売しているところと古くからLathe関係専門で製作販売しているところが有るようです。重量のある機械ですので、できれば国外からの購入を避けたいと思っていましたが、案外デルタ、ワンウエイ、スタービー、ノバなど日本国内に代理店が存在する事を知りました。

2.アクセサリーの購入・・・・・・・・・・・どんなアクセサリーが必要か、特に木片を機械に保持する為のチャック、センター、フェースプレートなど色々なアクセサリーがカタログには載っています。しかしそれらの使用方法に関しては私など素人には全くと言っていいほど知識が有りません。下段に私が参考にしたをwood turning関係のDVDを短期間に何度も見ましたが、これらにもほとんどと言っていいほどこのテーマに関して述べられていません。現在は結局木片の保持方法はそれぞれのターナーの工夫により何を使ってやってもいいのだという結論に至りました。しっかり最終段階まで、Latheに木片を保持しターニングできさえすればいいのだと言うことです。願わくばただ各種バイトを使ってターニングする方法だけでなく、この事に関しての各種保持方法を説明してくれるような解説書あるいはDVDなど世に出して欲しいと思っています。

3.各種バイト・・・・・・・・・・・・・・始めるにあたり、どのような種類のバイトを用意しておけばいいのか解りませんでした。これまた色々な種類大きさが有り実際自分で使用してみないと解らないのでしょう。knottyさんに相談しとりあえずソービーの6本セットを購入しました。下段の参考のため何度も繰り返し見たDVDの中でも、ターナーごとに同じ作業において使用するバイトは各人各種でした。木片のマウントの方法と同様にこれでなくてはだめだと言う物はなさそうで、経験により自分が使い勝手のいいバイトを見つけていくものだと思います。

 

参考にしたDVD・・・・・・・
Turning Wood with Richard Raffan ,
Bowl Turning with Del Stubbs,
Woodturning with Steven D.Russellvol.1,2
Woodturning with Steven D.Russell vol. 3
その他 Knottyさんから送っていただいたアメリカのDIYのテレビ番組でLatheに関するDVD6,7枚(Wood Turning Techniquesシリーズ

                                                              

私の木工房は車庫の車を追い出して使用しているきわめて狭い部屋なので、家内の許しを得て隣の空き家の一部屋(6畳ほど)で新たに行う事にしました。まず、Latheはベンチ製作から始めました。

天板、4本の脚などは全て楠木、下段の2本の赤色の張り部分は重くて硬い洋桜で、重心を重くしました。

天板は4.5cmの楠の板を張り部分にボルトで固定し、その上に更に3cmの合板を載せました。いざ台の上にLathe本体を載せる段になって重くて一人で持上げる事が出来なくて友人に手伝ってもらいました。
Latheの回転軸の高さは、立位で私の肘関節の高さとなりました。

 

正月休みを返上してベンチ作りに励みました。一人では移動できないほど重くなりました。

NOVA3000DVRは本体だけで82Kg、ツールレスト、アウトトリガーなどアクセサリーを取り付けるとかなりの重さになります。ベンチと共に200Kgはあるでしょう。一人で移動させる事はできません。木槌、トッールレスト、テールストックのクランプ用ノブを早速作成しました。

この部屋ようにFeinのvacuum Ⅲ,それに各種バイトの研磨用にTORMEKを購入しましたが、何よりも研磨の腕が上がらないことにはターニングの段階に行けないようです。

Feinのvacuumの吸引力には驚きました。粉塵もほとんど完全に吸引されるし容量を心配していましたがかなり大量に溜める事が出来、購入してよかったと思っています。

Faceplate,Chuckなど必要かなと思ったものをそろえました。

デモDVDを幾度となく見ていくうちに、バイトの数も14,5本に増えました。中でもRaffanモデルのチーゼルは先が日本刀の切先のような形をしているので、研ぐのが難しいです。DVD中Raffan氏がこれを使用していとも簡単にTurningしているのを見てうらやましい限りです。

何度も失敗し、ようやくボールができました。材料の入手が一番の問題です。次turningして行くうちに薄くなってくると、バイトの角度を間違えてキャッチした場合、やっと終了まじかになっているのに作品が割れてしまうという失敗を繰り返しました。ようやく下のボールが2個できました。材料は乾燥材です。

(有)池田さんのお世話により、エアーチャック・システムを購入しました。モーターはドイツ・ブッシュ社製で単相200V(220~240V)で思ってた以上に小型ですが、音は静かで、力持ちです。

カップタイプのエアーチャックです。

Tormekを使用していますが、どうしても乾燥式低速グラインダーを使ってみたくなり、バルドーのグラインダーとWoodcutのsharpening jigを購入しました。このJigに慣れるまでが大変走です。